2018-01-01から1年間の記事一覧

私的メモ 「親密さの専制」「親密性の専制」

Sennet,Richard,[1974]1976,"The Fall of Public Man"(=[1991]2001,北山克彦・高階悟訳,『公共性の喪失』晶文社) 【セネット『公共性の喪失』結論 親密さの専制】pp467-471 「親密な専制」の二つのイメージ 小市民的日常生活(≒「閉所恐怖症」) 「ボヴァリ…

質的調査と量的調査の対立(?)問題 岸・筒井対談より

synodos.jp 千田有紀さんのキズナアイ批判が延焼して、社会学の学問的妥当性にまで火が及んでいる流れで上記の記事がちょびっと再注目を集めている。この記事を数年前はじめて読んだときの「違う、そうじゃない」感をなんとなく言語化できたような気がするの…

グレーバー「どうでもいい仕事(bullshit job)」

今月号の『現代思想』(特集=公文書とリアル)にデイヴィッド・グレーバーのインタビューが載っていて、その一節が面白かったのでちょっと長いが引用したい。 曰く、世の中には実質的には無くてもよい、どうでもいい仕事(bullshit job)というものがあって、こ…