働くママは応援したい、しかし…。

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小室淑恵、「3年で長時間労働をやめなければ日本は破綻する」

http://news.mynavi.jp/articles/2016/03/22/wlb/

 

相変わらず危うい事言うなあという印象。成果主義の失敗についてどう考えてるんだろう。
 
ミクロレベル(個人レベル)の効率化とメゾレベル・マクロレベルの効率化を混同しないで下さいよと。ミクロの効率化をしたところでマクロな効率化には必ずしも繋がらないし、リーン生産的な働き方ってとっくに個人レベルの効率化を実現してません?
 
そもそも長時間労働の歯止め施策がある会社ってなんの事なんだろう。36がない会社は理論上残業は存在しなくなるけど、それって超絶ブラックな匂いがしますよね。36がある会社を指すなら、日本が社会的歴史的に長時間労働を克服できずにいる事をどう考えてるんですかね。まあ36に上限規制をという楽観論一辺倒なニュアンスですけど。
 
政策レベルで長時間労働問題を取り扱うってなぁマクロに焦点化するって事です。「働くママに肩身の狭い思いをさせる職場規範」の諸問題にはハゲ上がるほど同意なので、マクロを放棄した議論しないで下さい。
 
短時間で効率的にという働き方が絵餅だと思っているので、長時間労働を改善するには職場の人員増しかないんじゃないかと。残業を今以上に割増(例えば3倍)とか税務署マターに付け替えとかは結局企業に金銭ペナルティを課すものなので、どうせ金出させるなら人増やしましょうよ。
 
ちなみに私個人はメゾの、マネジメントの不在を「残業申請制という捻れ」などに見ており、これは強制と自発が顔を出す一つのポイントだと思ってます。